2017.12.18
希望は生きるための力
佐藤賢太郎 

雪の降る冬は薪ストーブが欠かせない。それも、モッタイナイの心で古材を薪として使っています。その薪つくりはウーファーや体験学習の生徒によって作っています。 
豊実は10月末から薪ストーブを使っているため、薪はすぐなくなってしまいます。そのため、仕事場から薪を運ばねばなりません。 

先ずトラックにチエーンを付け、雪をどかしてトラックを止める場所を作ります。難題はトラックを留めるところを確保することです。水温の高い山の沢の水を使って、雪を溶かす方法を思いつきました。それにはまず、水をためるタンク(頂いたタンク)を高いところに運ぶ作業をしなければなりません。 

長いホースを購入しないで済む方法に気づきました。ここでも無駄をしない精神で、雪の上をスノシューで豊実大橋の下から引きずりながら運びました。トッラクに乗せるのも一苦労しました。その姿を想像できますか?

さてホースの配管です。これが困難を極めました。50メートル近いホースの長さを接続して、2日に渡り危険な沢を下りホースの配管です。そしてようやく、山水が車留めにたどり着きました。

 このことから、「困難は強い意思を育てる。やる意思があれば、道は開ける」。もう一つ、「希望は生きるための力。人は希望を抱くことによって生きることができる」。そんな感慨が、しみじみと湧いてきました。