2017.03.14
良い運を身につける
佐藤賢太郎 

私は『清流』という雑誌を購読している。時に、印象に残る文章と出会うことがある。それは自分の人生を豊かにしてくれるし、励まされます。

「凡事徹底が運命を変える大きな力に」

今回イエローハット創業者、鍵山秀三郎さんの言葉が目に留まった。冒頭に鍵山さんは、生まれつき運のいい人も、運が悪い人もいません。ただ自分は運がいい、運が悪いと思いこんでいるだけです。そもそも運は、自分で切り開く以外にないと言っています。

彼はトイレ掃除の効果について

謙虚な人になれる。 才能があっても傲慢な人は、人を幸せにすることはできない。

気づく人になれる。 世の中で成功している人は無駄があるかないか、無駄をなくすにはどうすればよいかに気づく。

感動の心を育む。 感動こそ人生。できれば人を感動させるような生き方をしたい。

感謝の心が芽生える。 人は幸せだから感謝するのではない。感謝するから幸せになれる。小さなことにも感謝できる、感性豊かな人間になれる。

心を磨く。 

以上トイレ掃除の効果はこのように自らの運を切り開いてゆくと言っている。 もちろん自らの運命をひらく実践は、ほかにさまざまあろうかと思います。私は、そんなことを並べるより、言ったことを実行しているかが、その人間の真価を問われていると断言できる。

私は鍵山さんの言葉に共感することがたくさんありますが、ただ活字に感動しているのではありません。

トイレ掃除を、中学校教師の頃に生徒と素手で共に体験したことがあります。一時の事であった。ただ継続していないということであった。家内はほぼ継続している。私は時たま実行している。

私が常々言葉にしているのは「気づく人になる大切さ」、「感動こそが人生」、「感謝するから幸せになれる」などですが、気づくことは過疎の雪の中の生活で磨けます。家内は私に謙虚になること、傲慢にならないように、常に注意してくれます。その心は立派になってほしいからと。 

私はコスモ夢舞台の進展にも鍵山さんの言葉を重ねて感じています。「言うは易し、行うは難し。」繰り返し申し上げますが、活字を読んで満足するのではなく、何事も実践してこそ運命を切り開くものと確信しています。