2013.07.30
田舎での出会い
佐藤賢太郎

 個展の後片付けが終わりましたが、その後次々と田舎での出会いがありました。

 その1

新潟大学法学部に優秀な成績で入学したが、ギターと出会い、そちらに打ち込み、卒業が遅れてしまった。卒業はしたものの、ギターでは生活できないので、こだわりのピザの店を開きたいと今は仙台で修行中であるとその母に聞いた。私はその母親とは仕事上のことでと接点があり、聞けば息子さんは何か私と似ている所があり、彼の開店成功を祈るばかりであります。

その2

喜多方市山都町に気になる喫茶店があり、家内と尋ねました。その店主は和彩館に一度お出でになりましたが、都会出身のアイターンした方です。その店に行ってみると、山都町には田舎暮らしがしたくてアイターンした方が多くいるそうです。コーヒーだけでなく地元の有機野菜や豆腐と厚揚げも販売していましたが、そのおいしさは絶品でした。どうして山都にここでもアイターンの人が集まるのかと思いました。人材の多さと出会いの大切さを感じました。

その3

卵、バター,砂糖を使っていない菓子を手に入れ、ラベルから調べると、福島県三島町で作っていました。しかも、作っている方は奥会津書房の遠藤さんとのかかわりで三島町にお出でになり、三島が好きになり、地元で結婚までされた方です。菓子のことを言いますと遠藤さんは大変喜ばれ、その方に会うことにしています。

その4

家内が福島県西会津町道の駅に買い物に行って、農業研修に来ている若い女性に会いました。早速その日、二人でゆこうとなり、畑にゆきました。ところが所在が分からなくて、仕方なく役場に伺ったところ、芸術村との繋がりから、文化活動をしている私たちとの話を待っていたようです。ようやく研修生の電話が解りまして畑に参りました。  

ようやくトマト、メロンを作っている彼女たちの畑にたどり着きました。農業研修の方々と少し話しました。コスモ夢舞台に関心をもってくださったので、和彩館にお出でくださいと笑顔で話し合って帰りました。

 私はこうした方々にお集まりいただき、「選んだ道」と題するフォーラムを開きたいと思います。新潟大学の学生も参加していただけたらよいでしょう。私たちが作ったコスモ夢舞台が、こうして時代を背負う若者たちが集まれる場所になれたらと考えています。