2014.02.02
循環、再生、創造
佐藤賢太郎 

「アートで何ができるか?」さらに具体的に、循環、再生、創造を言い続けています。生活する視点から、薪ストーブや食に関して感じたことを記します。 

我が家では冬の暖房として薪ストーブも使っています。煙突の直径を150ミリにしてからとてもよく燃え、煤がたまらないのでありがたいです。薪ストーブは薪を蓄える空間がある事、煙が出ても問題のない人口が密集していない田舎のようなところでないと使えません。薪を無料にするには、ともかく動くことです。しかしこれも、高齢ではなかなか難しいことです。

原発はゼロにしたほうが良いし、太陽光発電もさることながら、できるところではこのような生活をおすすめしたいと思います。

さて、薪ストーブの循環再生について披露します。我が家では、初めて冬野菜大根や人参をストーブの周りで干して、乾燥野菜を作りました。乾燥した大根などは、とても甘くて料理に重宝しています。自然の甘味とはこういうものだと体験できます。部屋を暖め、お湯は沸かして、しかも買うことなく干し大根ができます。野菜は端になると残ります。それを集めて細かく切ります。
 
 そして玄米を炒って玄米茶の残りかす、これを捨てないで、先ほどの残りのさまざまな野菜と一緒に煮ます。野菜を蒸したときその蒸したお湯は捨てないで味噌汁に使います。更に柿が熟して食べられない柿は今まで捨てていました。これを生かして柿酢にして毎日飲んでおります。全ては工夫です。

更に、なるべく野菜の皮はむかないようにしています。野菜の皮や屑はストーブの下で乾燥させ、燃料にします。すると、ごみはゼロになります。これが循環、再生ではないでしょうか。これを私たちは雪国の生活で実際に行って暮らしています。理想は語れても実践する方は多くないと思います。 

また人間は、肉、牛乳、卵、砂糖などを食べないと体力が付かないと信仰していますが、それは間違っています。それは私が体験的に証明しています。ガンになったことで、見えてきたことがたくさんあります。自然の力、自然の法則に従った生活を感じることができます。