2006.12.26
大塚秀夫
「ギリシャからの手紙」を読んで

「ギリシャからの手紙」107冊届きました。予約された方々に配送しながら、ふと目にとまったページがありました。
リオシスさんは石彫家の条件はただ一つ「作品制作といっても一日中仕事ばかりしてはいけません。昼からはワインを飲んで昼寝もして、くれぐれも楽しみながら作品制作にとりくんでほしい。」だったそうですね。

まさに佐藤さんはそういう環境に放り込まれたわけですね。一ヶ月ギリシャに滞在して原稿用紙140枚ですか。普通かけないです。
英語が不自由ゆえに言葉以上の佐藤さんの心が読むものをとらえます。
最良でも最悪でもなくちょうど良いように心を研ぎ澄まし相手の心に合わせて最高のコミニケーションです。
この本から文化圏を越えて通用する人間のたくましさが伝わってきます。