2005.10.12 
佐藤賢太郎
「奥阿賀・コスモ夢舞台2005」イベントを前にして

15年前、ふくろう会を発足しました。そして9年前より悠悠亭つくりが始まりました。
そのときは、まさか文化活動を核として地域の交流や活性化にまで及ぶとは考えて
もおりませんでした。それがコスモ夢舞台にまで立ち上がってまいりました。
1. 土地があったこと、2.夢があったこと、3.ふくろう会の仲間がいてくれたこと。
  このことによってコスモ夢舞台が出来ました。それはこの仲間の絶大なる応援、
心両面での結集ができてこその実現でした。


この一年を振り返れば、今年2月雪下ろしツアー、5月高島屋での個展、コスモ夢
舞台講演そして5月、7月、8月、9月、10月、蔵・銀河建設作業に忙しく汗を流
し、夢舞台成功に向け活動していただきました。
コスモ夢舞台は先に、文化を核にしているともうしましたが、その一つ、里山アート
展もふくろう会会員が一歩前進した形で参加しました。アートとは何か、作る喜びと
は何か、作家の心を感じられたのでないかと思います。

野外に大野さんも熱をいれ「白いのろし」、森英夫さんの「燃える手」、森紘一さん
の「ガリバーの椅子」、大塚さんの「時空の戸」、和彩館に桐山さんが写真で「夢の
はじまり」を展示、このように自らが参加制作しました。

今年の目玉はなんと言っても蔵・銀河であります。この館の構成、思いいれは一入
のものがあります。頂いた材料を生かし、作り上げた実にシンプルで素晴らしい縄文
館になりました。来年外装を完成して本当の完成です。しかし中身の展示は完成
しました。この土蔵の中で時空を超えて、遥か5000年の人間の生き方や宇宙を考
える空間が出来たのではないかと思えます。

この日のために忙しい中、汗を流し有志の皆様には本当に頑張っていただきました。
私は心ある方とこの空間でじっくり語り合いたいと思います。里山アートシンポジウム、
縄文シンポジウムも素晴らしいパネラーがご出席くださいます。11月5日は、大勢の
皆様のご来場を心よりお待ちしております。