2007.06.13
ストーンサークルを造ろう1

5月の個展開催直前に新潟日報社Uからさんから今、何処にいますか、と電話が入った。
小林達雄先生に取材されたことを話された。ストーンサークルを造る事は嘘ではない、まだあの話が生きているよ、先生に会うといいと勧めてくださった。

個展会場から国学院大学の小林先生に電話をしましたが1週間の期間中なかなか行けそうも無いとのことであった。
しょうがないと思っていたところ時間が取れたのでこられましたと突然お見えになった。もちろんストーンサークルの話を伺った。私は地元の方にも協力していただかないとならないと言いますと、私が伺ってもいいですと言ってくださいました。ストーンサークルつくりの準備活動をしてくださいとのことであった。

郷里に帰って掲載された新聞を読んだ。後は私が動くだけである。との結びになっていた。
早速、福島県立博物館の森さんとあってこの話しをしましたところ、資金とか先生が何処まで応援するのか、組織をどうするのか、土地をどのように管理するのか、そうした事をつめないといけないことをアドバイスいただいた。

私はそれに基づいて町長さんや、県にストーンサークルを造るメリット、課題のプレゼンテーション書いて提出した。そしてあちこちと動き始めた。具体的にはまだつめていないが、まず先生がこのプレゼンテーションをどうご覧になって私にどのように言ってくださるのかが一番である。

プレゼンテーションのメリットだけを並べてみました。

ストーンサークル造ろうのプレゼンテーション

ストーンサークルとは縄文時代の墓地、祭礼の場であったと考えられている)

きっかけ

地元から縄文遺跡が多く発掘されている中、現代人は縄文人の生き方から学ぶべきところが多いのではないかと考え、その縄文シンポジウムも3回開催してきた。

そんな折、まさかとおもう縄文研究の第一人者小林達雄(国学院大学教授)が豊実にストーンサークルを造ってみてはと話しかけられた。

もしこの事が実現できたなら、過疎化における地域活の大きな起爆剤になると予想される。
私は箱物をつくらず、自然を生かし、文化的な面を中心にした町おこしになる、こんなチャンスはこの地域には2度とこないと確信する。

ストーンサークルを造るメリット

1.  疎化における地域活性の大きな活力になる

その理由として、ご高名な縄文考古学者小林達雄先生が後ろ盾になり監修し、援助して頂くこと。
そして地元の人間が中心になって造るストーンサークルは1年や2年で完成するのではなく、50年100年それ以上かけて造ろうとするものである。そのストーンサークルを造る参加者を全国から募る。
当然、先生のお力によりマスコミにも取り上げられる事も多くなる。歪の多い現代社会だからこそ、この参加にはロマンという魅力が多分にあるだろう。

2.ストーンサークル造る毎年の過程にイベント開催

毎年、ストーンサークルを造るごとに小林先生の講演、シンポジウムや各種イベントお祭りをする。
その過程に、地元阿賀町に宿泊される方も当然増えるであろう。旅館や農家民宿に既存の観光地に経済的効果も予測される。

3.誇りある町、観光地と職場つくり

ストーンサークル作りは全国にまだどこにも無いようです。もし実行されれば日本初の取り組みとなる。

阿賀町をアピール手段として、単なる観光だけではなく、自然の残る中で歴史、人間の生き方を考える文化的なことをもってのアピールである。
過疎化の進む地域において地元に誇りをもち、そして都会からもここに集い交流し活力ある地域の場にする。そして職業も複合作業によってその場が増える。

4.  しい田園つくり、都会との交流空間 

縄文に学ぶということは自然と共生するということであり、多くの動物たちが生存し、山菜初め農業を大切にし、田園を保存する生き方を促進する。あーと、歴史、農業、教育そうした事を含む地域つくりを考えている。そこに都会の人間が魅力あるところとなろう。(佐藤賢太郎)