2012.03.22
感謝の想い
佐藤賢太郎

雪の残る、まだまだ春はやってこない季節に「わが半生」なる原稿を書いている。

そこで良いことを発見した。私の心に感謝の念が湧いてくることです。それは、私の心と体に良いことです。

振り返ってみると、辛いことや厳しかったことなど、人との葛藤やストレスになっていたことでさえ、感謝の想いになっていることです。ものすごい感謝に囲まれて歩んできた私でありました。

新潟に86歳になる早川さんという方がいる。その方から「南無阿彌陀仏」という慰霊碑の制作を依頼された。

その意味を調べても、明快には分からない。悟りの境地に入るということだろうと思った。

制作を始めるにあたって、字源辞典を何度も調べた。その結果、私なりの解釈を発見した。意味するところの文字の語源をたどり、

「人生の曲がりくねった厳しい道を、力まず、飾らず、暖かな境地で悟りを開くこと」ではなかろうかと解釈した。

こうしたことを考えさせてくださった早川さんに感謝します。