2012.08.04
空になれるか
佐藤賢太郎

暑い日が続きます。暑くて思考が止まりそうです。

ロンドンオリンピックに話題がさらわれています。期待の日本柔道では、金メダル候補が2回戦敗退。メダルが取れるかどうかはほんの僅差でしょう。

人はそれぞれに、一生懸命生きている。しかし人生の金メダリストになるか銅メダリストになるか、それはバカになるほど素直になれるかどうかの差ではないかと感じます。

ところで、コスモ夢舞台も簡単に誰にでもできるわけではないと思います。田んぼ夢舞台公園化はハードで最終事業になるでしょう。ここまで来るには仲間がいて進行したものですが、仲間も歳を重ねたこともあり、いつまでも頼って事業を展開できないと感じております。

変化しているのです。今は皆さんのできる範囲でやっていただく、それもいつか限界が来ることになるでしょう。その時はその時で、対応せざるをえません。人は誰もが死に向かって変化しているのですから致し方のないことです。

そんな中で夢を語り、まっすぐ言葉を出せる人は心が若いということだと感じます。更に言えば、生きることに希望をもっているからではないでしょうか。

私も生きようと希望をもって努力しています。しかしおかげさまで死というものを身近に感じたせいか、緊張感とともに、人も人生も以前より良く見えてきました。その意味で、ガンになってありがとうと言えるのです。

理想を語ることは誰にもできます。しかし実行する力、実行する意志力があるかどうかが、メダルをとれるかどうかの差だと思います。

私は今、東城百合子さんの「自然に生きる」を読んでおります。その中で東城さんの先生の言葉「何事も自分を育てる縁。病気も縁、それは自分を育てるために天が下さった手紙だ。」が心に残ります。そんなことを深く感じられるようになりたいと思います。

新たな作品としていのちの芽生え籾から芽が出る其れを作品化にしようとしていますが、なかなか新作品は作れないこの頃です。いのちの田圃作品は作っています。たんぼ公園も大野さんの力強いサポートと皆さんの支えによって必ず完成させます。いくらサポートがあっても、絶対やるぞという固い意志がないと完遂できない事だけははっきりしています。 

強い意志があれば人は集まる。田んぼ夢舞台公園、これが共同作品になるかもしれないが私の最大の作品なのかもしれません。しかし私も天の意志によって天から与えられ動かされているということが真理でしょう。