2005.09.04
佐藤賢太郎
コンサート出演者と語る

今年のコスモ夢舞台コンサート出演者は演歌の森くるみさんと土佐琵琶の黒田月水さんに決まった。昨年同様私たちのコスモ夢舞台とは何を目指しているのか、そんなことを知った上で出演していただこうと、話し合いをすることにした。

まず演歌の森くるみさんとは蓮田のアトリエの近くの森に囲まれた素敵な軽喫茶店で話をした。彼女は愛らしい姿であった。夢舞台のことを話すと、とっても気に入っていただいた。彼女には地域の方との懇親になる結び役としての役割をお願いしている。一度聞いた範囲だが、私は夏川りみの「涙そうそう」が気に入っている。コスモ夢舞台では始めての演歌になるが村の人にはきっと受けるであろう。彼女は往きも帰りも蓮田からバスに乗り皆さんと同行し帰りにバスで歌っていただく約束をしました。これも今までにない楽しい試行になりそうだ。

さて琵琶奏者の黒田さんは会員のMさんの篤い推薦があって登場することになった。黒田さんは全国を駆け巡って活躍している方でコスモ夢舞台の前には、ニューヨークのあのテロ現場グランド・ゼロで演奏されるとのことである。彼女とは会員のMさんと同席していたただき、渋谷の喫茶店でお会いした。美人であるが精神的に骨太のところがあり、且つ、ふくよかさを感じた。

彼女の役割は縄文の館、蔵・銀河の杮落としの演出をすることにあった。コンサートもしていただくが、蔵・銀河のテープカット直前に「石(意志)を動かす言葉」と言う琵琶をしていただくことになった。古代語によるもので、まさに縄文の館オープンにふさわしいのでないかということで選曲されたとのこと。

黒田さんの話から、古代の人間が天の神、地の神に問いかけ魂を呼び起こす、そんなイメージを持った。ともあれ、素晴らしい場を醸し出していただけそうだ。