2007.07.17
EU・ジャパンフェスト日本委員会・訪問記2
御沓 一敏 

  常々、深いご理解とご支援をいただいているEU・ジャパンフェスト日本委員会に遅ればせながら「コスモ夢舞台・2007」と「里山アート展.2007」の正式なポスターをお持ちした。オフィスを訪れるのは2回目である。

  お昼を一緒にしましょうというお言葉をいただいていたので、恐縮しながらも遠慮なくお邪魔してみて、驚いた。何と事務局長の古木さん手作りのカレーライスが出されたのである。
 さらに、裏話をお聴きしてびっくりしたのは、休日にご自宅で8時間も掛けて作られたという。料理も手抜きすれば直ぐに結果に表れるということで、タマネギにいたっては4時間も炒めるのだという。
  また、好きなことはどんなに時間をかけても疲れないとのこと。これらはすべてに共通することで、そのような点からも、お互いに共感し合える部分があるのだなと改めて思った。

 ともあれ、お求めいただいた佐藤さんの彫刻「融合」の前で、打てば響くように話が通じ合う素晴らしい3人の女性方と一緒にいただく古木さんの心のこもった食事はこれぞ最高の「おもてなし」といった感がする。

 当然、コスモ夢舞台の話になった。つい、相変わらず訪れる人の数が少ない事を口にしてしまった。
 すかさず、古木さんより「里山アート展が4年目、佐藤さんが地元に帰ってまだ1年未満、エンジンと情熱は誰もが納得するくらい一流なのだから周りの応援を強化して行きましょう」と力強い言葉をいただいた。
 具体的にはEU・ジャパンフェスト日本委員会とつながりのあるアーチストへの働きかけ、美術・造形大学の学生さんへのPR、実績報告を作ることの重要性等を提案してくださった。
 参考資料をいただき、至福のひと時の余韻を感じながらオフィスを後にした。
 
 余談になるが、パソコンの画面の中にお孫さんと思しき赤ちゃんを背負った古木さんのバリバリのお爺さん振りを発揮している写真を発見した。観てはいけないものみてしまったような反面、古木さんという存在が一層身近になったような気がする。そのうち、2人で密かに孫談義でもする機会があるかもしれない。

 大工仕事は苦手だが、和彩館の厨房を借りられれば、今日のカレーライスと同じものを作ることは出来るとおっしゃっていただいた。皆さんにも、他では味わえない食の体験をしていただくことも夢ではなさそうだ。

    *逆取材を受けてしまいました。(下記の2007年7月17日 (火)
    http://eu-japanfest.cocolog-nifty.com/blog/