2013.06.23
「日本ギリシャ協会」の懇親会にて
森 紘一

  621(金)午後4時、東京駅八重洲北口で佐藤さんと落ち合った。胸元を飾るカラフルな〈治ったサン〉バッチの佐藤さんは、人混みの中でも目立つ。会津若松からの長距離高速バスの疲れなど、まるでないかのようだ。

 それでも、小一時間お茶を飲みながら休憩し、その後地下鉄を乗り継いで六本木の泉ガーデンにむかった。

  きょうは、日本ギリシャ協会の第40回総会が開かれる。国立西洋美術館の青柳正規館長の講演のあと、懇親会がある。我われの狙いは、懇親会の会場で駐日ギリシャ大使に「絆」プロジェクトの支援をお願いすることである。

 佐藤さんの上京はそのためで、川上事務局長やマリソルの平島社長にもサポートをお願いしてある。

  日本ギリシャ協会の横山進一会長に続いて、ニコラオス・ツァマドス駐日大使の挨拶と乾杯のご発声があり、宴は進んでいった。

その時の光景は、会場を回り出した大使が、アイコンタクトを送りながら旧知の佐藤さんに近づいて来ると云った風で、ごく自然体だった。

「いよいよ、来年アマリアーダに行きます。ご支援をよろしくお願いします」。佐藤さんの直訴は大使に届いた様である。平島社長も、熱心に語りかけてくださった。

そのうち、宴もたけなわの会場では、ご当地の民族衣装を着こんだ若い女性たちの踊りがはじまり、その輪に大使も佐藤さんも加わりはじめていた。

川上事務局長には横山会長をご紹介いただき、佐藤さんは励ましの言葉をいただいたようである。さらに、佐藤さんと大使のツーショットをお願いしたところ、気楽に応じてくださった。「絆」プロジェクトの支援活動にとっては、格好のPR写真として活用させていただけそうである。

 総会から出席された方々は、事務局で用意された資料ファイルにあった「絆」プロジェクトの支援要請チラシをご覧になっていたようで、会場で「あの方がそうですか?」と話しかけられるケースがあった。

「いよいよ、きょうからスタートですね」。頷く佐藤さんは「面白くなりそうだ。ますます、健康でなければネ」と声が弾んでいた。