2013.07.03
感動の日々
佐藤賢太郎

個展直前に、あれやこれやと東奔西走の毎日です。コスモ夢舞台は阿賀町観光協会に入っています。それで総会の後、定例の懇親会が行われましたが、部屋に入ると私専用の食事を頼んであり、名札が置いてある指定のお膳がありました。 

そして、下越酒造の社長佐藤俊一さんの隣の席でした。親しくお話ししているなか、私は「実は社長さんのところに、今日お伺いしたいと思っていたとこところ、お会いでき良かったです。実は来年、津川の下越酒造本社の前に私の作った彫刻設置はどうでしょうか」と伺ったところ、快く受けてくださいました。そのほか、写真屋さん前の彫刻設置も決まりました。このことは2年前から働きかけをしていましたが、止まったままでした。それがようやく、事が運びそうです。 

さて過日、里山アート展出品作家佐山道知さんの個展の案内状が届いていたのですが、個展の前は7月2日しかない、すぐさま新潟市に行くことを決めました。佐山さんは、埼玉県にいたときからの知り合いです。新潟県に移り、里山アート展には、いつも質の高い作品を出してくださる大切な方です。「里山アート展、新たな門出」と題しまして来年、佐山道知さんに原稿を依頼するつもりです。 

ところで一昨年はガン宣告を受け、無理が一番がんを誘発する原因であり、無理をしてはいけないと思い、動きをセーブしていました。それがどうでしょう、今年は自然に動き出しているのです。

佐山さんの個展に行く前に津川に寄り、新潟地域振興局津川地区振興事務所に伺うことを急遽決断しました。所長さんに、今の今で恐縮ながら、お会いいただくことになりました。それほど動けるのです。我ながらすごいエネルギーだと思います。 

私は今年着任された所長さんとは初対面で、今までの私たちの活動を説明させていただきました。そして、私は10年前から蛍が生息しやすいようにしてまいりましたことや街灯一灯消していただきました。「先日も蛍コンサートを行いましたが、街灯が明るすぎてホタルも可哀そうです。夜こうこうと照らされることは田んぼの稲にも良くない。夜は植物も寝るのが自然の摂理と思います。蛍の住みやすいい環境つくりが大切ではないでしょうか、そのためには街灯の点灯する位置を(田圃に照明されない位置まで)ずらしてもらえないでしょうか」そんなお願いもしました。そしてもう一点、田んぼ夢舞台公園に入るために、ガードレールもまたいで外に出るのではなく、開閉できるように作っていただけないでしょうか、とお願いして参りました。

さて個展会場で素晴らしい作品を鑑賞し、佐山さんとお話しして今年も出品をよろしくとお願いしてまいりました。 

翌日、私は家内と田んぼの草取りをしていると、街灯の点滅点検をしている電気屋さんがいました。なんと昨日、点灯する位置変更の指示があったとのことでした。凄く早い対応に私は驚きました。こんなことは初めてです。これで、ホタルの環境は一段と良くなり、夜には街灯で照らされない田んぼになる。所長さんに感謝します。

田圃に電信柱があり移動していただき景観が良くなりました。そして今度は街灯の消灯や照明移動をしていただき景観を大切にする地域になりました。

ホタルにやさしい環境で、蛍が飛び交う姿が楽しみです。またひとつ夢が実現します。