2013.04.13
今年の味噌つくり
佐藤賢太郎

月末の味噌つくりに参加した方々には、報告が大変遅くなってすみませんでした。ホームページに掲載されたように、フランスのアマルグ紀行や秋の講演会に向けての大学生との打ち合わせに追われてしまいました。 

会員の大塚秀夫さんが「田舎の手作り味噌をやりましょう」と言ってから、もう7回になるのです。

初めは村の方の指導をいただきながら、3回ぐらい味噌つくりをしました。振り返れば、いろんなことがありました。窯の火が燃えなくて苦労したこと、豆が古くて煮えないときがあったこと、手回しから動力機械によって豆つぶしをしたのですが、トラブルが起こったこと、リトアニアの写真家アウツーラスさんの来訪に合わせて2月に味噌つくりをしこともありました。味噌倉庫が雪で二度も壊れて、修復に手間取ったことなどが思いだされます。 

今までコスモ夢舞台のメンバーが参加していましたが、一昨年から地元新潟県内の方々を主に味噌つくりをしました。

そんな中で今回、桐山士郎さんがお忙しい中、前日からお出くださり初参加してくださいました。こうした機会だからこそ、桐山さんとも話ができました。ありがたいです。こうして人の付き合いができることは、仕合わせこの上ないことです。

今年は何のトラブルもなく順調に味噌つくりを終えました。来年には美味しい味噌ができそうです。ここでしかできない、味噌の味です。山からの清水をふんだんに使えること、味噌窯は大きくて村の誰も使いませんから、いつも自由に使えます。村の倉庫から、大きい窯の出し入れ。前々日からの準備。人出も必要、薪も必要、作業をするだけの場所がないとできません。コスモ夢舞台だからこそ出来るのです。

豊実の自然食品、名物の‘手づくり味噌’はこうして作られています。