2013.03.31
友の応援
佐藤賢太郎

3月末フランスに急遽出かける日程が決まり、その前に東京で仲間と会うことになった。3年前、ギリシャのアマリアーダ副市長より再度訪問して彫刻を制作してくださいとの話があった。「ギリシャ・アマリアーダに絆モニュメントを」というということで、来年私が制作、設置するための支援プロジェクトについて、仲間と話し合うことになった。 

彫刻制作と渡航費も全部こちらで用意をしてギリシャに行こうとしています。そのために渡航制作資金を集めるための話し合いを仲間としました。ギリシャ大使館にも応援していただけそうですが、その内容は後援を決めてから公表することになった。本当にありがたい。かけがえのない友がいて、夢のある運びになったことを思うと、私は彫刻家になって嬉しい限りである。 

翌日、成田から10時にフランスに向けてフライトすることになった。8時までに成田に着かなければならないのですが、いつもお言葉に甘えて、仲間の時崎庸二さんに成田空港まで送っていただいている。道々、今までのことやいろいろな話をしてまいります。

社会的地位や財産などで価値を測らない、信頼できる仲間との人間関係に感動がある。元気なうちに有意義な時間を持とうでないか、そんな話をしているうち成田空港に着いた。そして駐車場に止めて、同行するお二人とも初対面の挨拶をしてくださった。 

私は何ほども才能あるわけではないが、時崎庸二さんに限らず、多勢の方々と人という財産に恵まれている。この方々に何でお返しするか、それは私の生き方しかありません。