2008.10.30
東京ブロック10月の例会
森 紘一

10月28日(火)晴れ
 まだ5時半だというのに、日暮れは早い。浦和駅西口の雑踏を抜けてあわただしく会場へ急いだ。ちょうど去年の今頃、東京ブロックの例会は誕生した。豊実の情報をできるだけ仲間内で共有し、こちらの状況も賢太郎さんに伝えていこう、という趣旨だった。

 思えばあれから一年、豊実のコスモ夢舞台もかなり変貌した。アート展の会場周辺は整備され、水芭蕉や花菖蒲の咲く池にはメダカが、川には蛍が生息し、阿賀野川沿いの桃源の小径や水鏡の小径は、格好の散策路となった。大沢畑の古木やツタ、葦は刈りとられ水面を臨む景観もよみがえった。
   この素晴らしい環境を継続的に維持していくにはどうすればよいのだろうか。マンパワーの確保は、これからの大きなテーマである。

 今回の出席は、初参加の大越さんを含めて8名だった。早々に、11月のイベント参加者の確認があった。各自の都合に合わせて、11/1日組と11/2日組に分かれて出発することになった。               

そのあとは、少人数のグループ会議のように活発な意見交換の場となった。
    コスモ夢舞台の冊子は「口で説明するより、見せれば分かってもらえる」と好評で、もっとほしいという声があった。頒布価格の1,000円は、徹底する必要がありそうだ。

今年の「第5回里山アート展」は、佐治さんと間地さんの協力によって実現したワークショップや地元児童とのコラボレーションなど、話題の豊富な開催となったが、来年への期待もふくらむ。                         
    “おらが自慢のカカシ展示コーナー”を設置して、地元の人々に参加してもらうのはどうだろう。見学者が選ぶ“わたしの好きな作品”コンテストを実施して、1位の作品に投票した応募者には、記念品を提供する、そんなアイディアもとびだした。

来年の「コスモ夢舞台2009」のイベントは、地域社会の環境整備に加えて、農業後継者支援のインストラクター育成も体験学習に織り込まれることになりそうだ。その場合、ボランティアスタッフが必要となってくる。それも話題となった。

口コミだけでなく、雑誌や地方紙でボランティアスタッフ募集の呼びかけをしてみたらどうだろうという意見が出た。荻原さんが、「具体的に2〜3の出版社に打診してみます」ということになった。各自の伝手で、福祉大学その他の大学生に当たってみようという声もあがった。11月2日のシンポジウムを先取りしたような展開となってきた。
   どうやら、それぞれの「コスモ夢舞台」がはじまっている気配がする。紅葉の豊実が楽しみである。               

   出席者:大塚秀夫・荻原正江・桐山士郎・渡辺美紀・鈴木隆雄・大越律委・成田文雄・森紘一(敬称略/順不同)