2014.07.07
壮行会会員の声
大塚秀夫

 ゆく川の流れは絶えずしてしかも、もとの水にあらず、――――
これは1212年鴨長明が記した方丈記の冒頭である。

 EUジャパンの長谷川さんは「まさかこのような展開になるとは思っていなかった」と挨拶された。

 思ってもいない展開につながっていくことが佐藤さんの真骨頂です。佐藤さん自身が変化してやまないのだ。そのことが佐藤さんの魅力なのだ。

 2006年の冬、自宅に一本の電話が佐藤さんとギリシャを結んだ。電話は「奥会津書房」代表の遠藤由美さん。EUジャパンが日本人作家を探していた。佐藤さんを推薦した。

 副市長の誘いで、アマリアーダ市を再訪問することになった。5〜6回手紙を出しても何ら応答がない。それでもストーリーを積極的に演出していく。

 「壮行会を企画したのは誰でしょうか?司会者の森さんですか?実は私です。」と佐藤さん。

 佐藤さんをギリシャに行きに対して周りが壮行会を開かれるのに、実は佐藤賢太郎さん自身が『言い出しっぺ』という。

 郷里が豊実出身の桜井さんは「高校生の頃やはり頭がよかった。でも変人でしたね」とのごあいさつにどっと笑い起こる。

 参加者の一人は「佐藤さんを見ていると、不可能を可能にしていく力がある」という。

まさにドラマだ。人生というストーリーを自ら創る。

 また、下越酒造の佐藤代表は「数々の試練を神様は佐藤さんに与えた。それを一つ一つ乗り越えている」という。

 そのことがみんなを元気にしてきた。佐藤さんのひとつひとつ課題を解決していく姿にみんな勇気と元気をいただいている。努力をすることで可能にしてきたのに驚きを隠せない。支援する側と支援される側で我も人もの仕合せ感が大きい。

自分が誰かの役に立っていることに、人は幸せを感じるように出来ているのでしょう。

ことわざに『二度あることは三度ある』とあります。2006年日本人作家としてギリシャへそして2014年再びギリシャへ、サッカーワールドカップごとに4年に一度、佐藤さんとギリシャのとの関係がさらにさらに深まるのです。

 2018年が日本とギリシャにどのようなかけ橋が生まれるのか???

今からわくわくするのです。