2009.12.

2018.08.22
雄飛航空の安全文化
森紘一

 「藤間さんが、表彰されたらしい」

8月21日(火)東京ブロック例会は、閉会間際に再び盛り上がった。

雄飛航空社長の藤間七郎さんが、フランス・サフラン社製のエンジンを搭載したヘリコプターで飛行時間が15,000時間を超え、6月にフランス大使館公邸でサフラン社から盾を受賞されたという。

https://www.youtube.com/watch?v=n3QsLccgmLI 

新潟県新発田市出身の藤間さんはコスモ夢舞台の会員でもあり、佐藤さんとの交友関係も深い。かつて藤間さんは、ギリシャのアマリアーダで制作を終えて無事帰国した佐藤さんを、ヘリで成田まで出迎えに行かれたこともある。また、コスモ夢舞台HPの“ヘリコプターから見た豊実”はカメラマンとともに自ら操縦された時の写真である。 

その藤間さんが平成24年(2012)にHPに投稿された文章の中で、「実は雄飛航空の安全文化のつくりには佐藤さんの作品も貢献していただいています」と述べられている。佐藤さんが依頼を受け、手がけた慰霊碑『黎明』がそれで、側面には、平成16年(2004)の事故の詳細と「安全に優る優先はない」という安全標語が刻まれている。

以来、飛行前には安全を誓い、飛行後は無事を感謝して慰霊碑に手を合わせることは全社員の習慣となっているそうだ。

 “難は変革創造のとき”とは佐藤さんの口癖だが、藤間さんは「佐藤さんの生き方を身近な見本として追えることに感謝している」とも述べられている。 

間もなく始まる「里山アート展」の準備作業に、我われもまた積極的に取り組むことで、老化現象を抑えながら、佐藤さんや藤間さんのように夢と希望を追い続けていきたいものです。