2015.0827
郡山での講演会
佐藤賢太郎

 8月25日(火)、フランスの美女クレアを見送りした直後、私は急いで福島県郡山市の「ミュジカルがくと館」に車を走らせた。この講演会はコスモ夢舞台のメンバー大島和子さんとのつながりで,障がい者が私の講演を聞きたいとのことで実現したものである。

 会場に到着すると、嬉しくもそこに仲間の森英夫さんと大塚秀夫さんの姿があった。事前に話しがどの程度わかるか係りの方に伺ったところ、さまざまな方がいるので普通でいいですとのことであった。開会の後、付き添いの係りの方がいて、本田まきこさんが挨拶されました。私のプロフィール、里山アート展を開くまでの準備、皆さんが参加するようになった後の効果などを話しました。

普通、障がい者の車椅子だと田んぼなどには出かけられません、美術館のような整備されているところに限られています。それが里山アート展では会場の田んぼに来られる、そして何より皆さんで参加するというところに意義があります。このように言いました。そして、まず、あきらめずに一歩動いてみることから始まり、チャレンジしてゆくそして今日の講演会にまでつながったのではないでしょうか。

 私たちは宇宙にそれぞれ役割があって生まれてきています。私もそうです。皆さん、うなずいて聞いてくださいました。今日一日の人生かもしれないと思い、今日に夢を描きます。私はガンになりまして、命はなくなるところでした。それが治り、こうして元気に皆様の前に来られて嬉しいです。

まとめとして、(1)皆さんが里山アート展にお出でになって田んぼの畔道を舗装しました。(2)仮設の駐車場も造りました。みんな助成金や仲間や、多くの皆様の協力によってここまで来ました。(3)今年はさらに坂道にスロープを作り、田圃全体を車いすで動けるようにしようと夢が広がり、私は奔走しています。(4)そのことによって田圃全体をステージにして若者が集まる舞台を作り、魅力ある田舎つくりをします。ですから、私も皆さまによって夢を追い、動かされているのです。

 さて最後に障害者の皆様から質問を受けました。そこで私は感動しました。

1.考えの違う人をどうして巻き込んで行けるのですか? これには驚きました。今日、浦和から仲間がこの講演会に駆けつけてくれました。この方は考えが同じで、皆汗を流し里山アート展会場つくりをしました、とご紹介したところ拍手が起こりました。すると森英夫さんが一言と言ってマイクを持った。彼は私に向けた質問に答えてくれたのかもしれません、私は「それは違います」というと、どっと会場に笑いが起こった。まさしく即興の講演会です。

2. もう一方は、私たちのためにこんなにして下さったことに感謝します。またスロープが完成するのを見るのが楽しみです。そのように言われました。

言葉に障がいがあり私にはわかりませんでしたが、係の方が私たちに
伝えてくれました。私はこの講演会に行ってよかった。感動をいただきました。講演が終わって里山アート展と言うより生き方を考えるという講演会だと思った。そんな声も聞かれました。

 今年最後の10月の地元、津川での講演会でも、この話を入れたいと思います。

 























 
 
2009.12.