2009.12.

2013.06.18
ウエラー・ザン・ウェル学会シンポジウム2
佐藤賢太郎

  次は『命の当事者論』と題して、高山正樹さんはガンを克服した体験者に登場していただきながら、どの様な実践をしてきたかをインタビュー形式で進められました。

高山さんは自らガン患者でありましたが、ガンの患者学研究所に出合い、その指導に沿って実践し治った経験者でありました。今はガンの患者学研究所主席研究員であり、全国に出向かれ普及されています。

ガン患者はなぜ自分の命を丸投げにしているのかと、語っていました。そして、実体験者一人ひとりの生の体験を聞くことができ、私たちは実感が伝わってきました。 

さて一日目の最後に、元新潟大学教授でありました安保徹さんが『まじめ過ぎずに、ガンを治そう』と題しまして特別講演をしてくださいました。免疫学の権威で有名な安保先生の著書は、私も読んでいて大変関心を持っておりました。

 生命の起源にさかのぼらないとがんの原因はわからないとおしゃり、エネルギーの生成における解糖系とミトコンドリア系について話されました。専門的な話でしたが、ガンはともかく温度を上げること、酸素の多いところには住みにくく、弱いということでありました。最後に、ガンは笑うこと、感謝すること、食事を改めることによって治ると締めくくられました。大変シンプルで分かりやすいお話でありました。

一日目が終わり、仲間とコーヒーを飲みながら今日の感想を話し合いました。ガンは治る病気であることを確認したし、怖くない。でも甘くはない。薬はなるべく飲まないに越したことはないが、真実は隠されている。講師の先生方は役者ぞろいで、退屈しないシンポジウムであったと異口同音に語り合いました。

コスモ夢舞台も今後、自然との共生、人との共生、健康や食の真実とはと云った問題を考えていくことになるだろうと思っています。ここに私以外の4人が参加してくださったことが、何よりも私には有難いことである。話を間接的に聞くと言うのでは深い理解はできない、やはり体で感じてくださったことは貴重であると思うのです。