2017.09.06
Mollyのこと
佐藤賢太郎 

よくそんなに書くことがあると思う人もいるでしょう。それだけ日々に動いているからだと思います。理屈を並べていては決して書けないと思います。だから今、私は人生を謳歌していると思っています。 

それはともかく、事実を書きます。アメリカ人の24歳の女性Mollyさんが、遠い道のりなのに2度目の来日を果たしました。目的は私たちに会い、家内の料理を食べること。日本文化を学ぶため、どうしたら長く滞在できるか話し合いをすること。そして、江花さんから依頼されたコミックの絵を壁面に描くため。

また、彼女の言葉からすると私の秘書になりたいと言った。それは私の夢を受け継ぐことにもつながります。しかし若くなければできないと思う。それが可能か不可能か解らないが私には嬉しいことである。秘書になって、日本についての本を書きたい、日本でアニメの絵を描く、日本で暮らす、そんな暮らしを夢見ていると思います。私は入国管理局に何度も電話したが、外国人が長期滞在するには難しい問題があり、高いハードルがいくつもあった。 

彼女は日本のことがかなりわかっていて、日本の歴史も知っているようです。何といっても、彼女は若いこと、人生に挑戦する生き方であり、人間的にも素直なことが印象的であった。それに私の言った「来たバスに乗れ」という言葉を覚えていて、それが好きなようです。こんな方は、そうざらにはいないと思った。海を越えて、年齢を超えて共通する価値観をもてることが面白い。 

彼女が3度目の来日をする時は、さらに進展し、心を定めると思います。そしてプレゼントに、私は差し上げた長崎の日本昔話の絵を展示館の壁に描いていただこうと思っています。

私は彼女に何を描きますかと尋ねると「かぐや姫」と言った。いかにも日本の昔話ですが、私は青い目をした長崎の絵がいいと彼女に言いました。さながら展示館は出島のようです。

そこには、私が彼女をサポートし、彼女も私たちをサポートする関係があります。