2015.01.31
人生は紙一重
佐藤賢太郎

 今年は、ふくろう会館&アートギャラリーや土蔵などの雪下ろしはしたものの、例年になく雪が少ないと思います。

 玄関前の駐車場も雪が少ないので、ホースを使い山の水を流して雪を融かしておりました。ところが、それがあだとなって凍ってしまい、駐車場はツルツルすべるようになりました。はっきりした記憶はないのですが、出かける用意をしているうちに、滑って転んでしましました。かなり衝撃が大きかったのだろうと思います。後頭部を打ったようでした。救急車を頼んで、会津若松に運ばれました。検査の結果は異状なしでしたが、何か異常があったら報告してくださいとのことで、家内に運転してもらい帰りました。

 もう、雪を融かすホースの水撒きはやめることにしました。山の水は冷たく凍りやすいからです。雪が積もったら、ダンプで取り除くことが賢明と身をもって体験しました。

 一つ間違えたら、とんでもない事態になっていたと思います。この間も制作作業中に、回転する工具に巻き込まれ服がぼろぼろになりました。これも、紙一重の出来事でした。

 こうして炬燵に寝ながら部屋の絵を眺めていると、健康であればこそだとありがたく思います。しかし、リスクのないことばかりしていたら、感動もないだろうと思います。そして、ギリシャに行った時のことも思い出されます。

 多くの会員の協力を得て今がありますが、もし私の命の存亡に関わる事や、今までのような希望や意欲が持てなくなったら、コスモ夢舞台も大きく変わると思いました。

 ともかく、それは誰にも言えることですが、人間は紙一重の世界に生かされていると思います。気配りをしながら、これからも理想のコスモ夢舞台つくりに前進していくつもりです。