2017.11.25
新嘗祭に思う
佐藤賢太郎 

新嘗祭(にいなめさい)を辞書で紐解くと、「11月23日に天皇が新穀を神に供え、自らも食して収穫に感謝する祭事、現在は勤労感謝の日とする祝日」とありました。米を作っている私には実感があります。私は毎日その田んぼを見回っています。冬の寒い時期になりましたが、私は家内と薪をトラックで運び、薪ストーブを焚き、暖を取ります。 

私は今、アートから農業、景観つくり、リフォーム、水道工事、電気配線工事、原稿書き、講演とあれこれすることがあり、眠る細胞を起こしています。ところで、元は同じ細胞でも、心臓になる細胞は細胞の遺伝子だけを眠らせない。耳になる細胞はそれだけの遺伝子情報を残し、ほかの遺伝子情報を眠らせていているから、それぞれの臓器になるそうです。すると、私はいろいろやっているから、大変苦労するのではなく、いろいろすることによって、神経を眠らせないようにしていることになります。歳を重ねても私は夢や希望がたくさんあります。やることが多く、今から死んでいられません。 

私にとって豊かに生きるとは、高収入があるということではなく、自給自足ができ、自然の中での暮らしを体感し、アート活動ができることです。そして、次世代の人に伝えたいことが多くあります。 

私は以前に「変わらないために変わりつづける」とホームページに書きました。コスモ夢舞台は、ふくろう会の創設から変わってきました。私個人を振り返ると、彫刻家への転職、郷里に帰り米作りをはじめたことの二つです。そしてコスモ夢舞台を設立し、建物をリフォームし、外国人の受け入れを継続しています。 

さらに、コスモ夢舞台のスッタッフ受け入れは3つ目の変化となります。これは私たちに大きい変化になるでしょう。そしてコスモ夢舞台にも大きな変化になるでしょう。阿賀町にもというと少々大げさでしょうか。意気に感ずれば私は家族同様に受け入れるつもりです。先は解りませんが、楽しみでもあります。自然体ですが一歩一歩その日が近づいています。尚写真はタイ料理トムヤンクン、和彩館御膳、写真グループ悠悠亭で感動する姿です。