2013.11.22
和彩館を訪れて
後藤安友佳

 1819日に和彩館で宿泊させていただきました。その時の体験やお話したこと、その感想などについて書かせていただきます。

 和彩館に到着すると、まずキウイフルーツを収穫してから、お昼のキャベツ料理を一緒に作って食べ、その後に賢太郎さん・マキ子さんとお話しました。それから滔々亭に描く予定だという宇宙の絵の下地塗りをしたり、自家製の味噌を袋に詰めるお手伝いをしたりしました。

 人参の皮はそのまま、芯の部分もほぼ使って料理をしたり、自家製の味噌を作っていたりなど、食べる物にこだわり、無駄なく使っておられることは何度見てもすごいなと思います。それだけでなく、下地塗りに使った材料や自家製の味噌を保管している作業場、キウイフルーツの木なども、余っていたものやそこにあったものをうまく活用し、整備することによって生まれたものだといいます。周りにあるものを大切にして生かす生活は、実はとても豊かで贅沢なものであり、改めて自分の周りのものに対する意識、扱い方などに対して考えさせられましたし、「足るを知る」ことの大切さを感じました。

 生徒の体験学習の受け入れについては、お二人が明確な目標を持ちながら生徒たちと向き合っていらっしゃることを知りました。その真剣な関わりがあるからこそ、苦労や大変さがある一方で、得られる喜びもまた大きなものになるのだと思います。

 また、滔々亭の宇宙の絵の完成もとても楽しみで、卒業してからもぜひまた見に行きたいと思っています。

 夜は温泉に行った後、マキ子さんのおいしいご飯を食べ、お酒を飲みながら再びお話ししました。今回は、賢太郎さん・マキ子さんとゆっくりお話しすることができ、書ききれないほど多くの学びや発見がありました。

その中でも、「これまでのことに無駄なことはなく、すべて今につながっている」、「夢や目標に向かって行動する中で、新たな夢や目標が生まれ、次へとつながっていく」という言葉にはとても励まされました。私にとってこれまでの経験は、まだつながっていないバラバラな状態で、目標や夢も漠然としたままです。それでも、今後少しずつ経験を積んでいくことで見えてくるものがあるのではないか、一歩ずつでも前へ踏み出していこうというような力をいただいたように思います。

  翌朝は3:30に起床し、三川の朝起き会に参加させていただきました。そして帰りは電車のホームまで送っていただき、豊実を後にしました。

 泊まることも朝起き会への参加も予想外のことでしたが、この来たバスに乗ったことで得られた学びはとても大きなものであったと感じます。多くの方々と出会う機会をいただいていること、貴重な経験をさせていただいていることに感謝しながら、これから講演会までさらに努力していきたいと思います。