2011.01.05
玄米おかゆ
佐藤賢太郎

食について、昨年暮から新たな試みをすることになった。その一つが玄米菜食である。玄米は硬いというイメージがあるが、かならずしもそうではない。白米では味わえないコクがあり、柔らかくてとても美味しい。

暮れから全然肉を食べないで、野菜中心の料理にしている。家内は新聞で見たリゾットをアレンジして、玄米を一度炊いた米を炒めたりして食事を作った。この食事はリゾットおかゆのようなものだ。ある時は玄米をオリーブ油によって炒めたりするが、昨夜の残り物の湯豆腐(こぶだ汁)を使って作る。これが玄米おかゆである。

玄米おかゆのレシピを紹介すると、黒米入り玄米に、人参、しょうが、長いも(残りもの)、まいたけ、シメジ、ごぼう、炒り子の入った昆布出しの汁。これで、あるものだけを利用した玄米菜食ができる。これにゴマをかけると、これが案外美味しい。季節の旬のものだけを利用する。これを継続することによって、どのような結果が生まれるか楽しみであります。

肉なしでも全然飽きない、美味しい正月の食です。飲み物はドクダミ茶を飲む。ある時は、りんごの皮ゆずなどを入れてスープを飲む。ピンクで甘酸っぱくてこれもヘルシー。また冬場のクレソンを田んぼから採り、おかゆにも入れる。

時崎さんが作ってくれた豊実の干し柿も、干し柿を開いて柚子を入れて巻き、輪切りにしたものをいただく。

柿のへたはストーブで燃やし、みかんの皮やりんごの皮も最後は乾燥させてストーブの燃料にする。ストーブがあるとごみが出ない。これもすべてエコである。

 こうして冬の食も、創意と工夫によって健康な体つくりの要素が整うわけである。勿論、雪に閉ざされる冬の季節は、食だけではなくメンタル面と身体の運動も心がけたいものです。