2007.06.30
山女がつれた!

昨年の今頃は、ニゴイとハヤを釣ってそれなりに満足していた。しかし、水のきれいな渓流のあるところに長期滞在しているのだから、いつかヤマメを釣ってみたいと想い続けていた。

隣ムラ出身で、ふくろう会員の遠藤さんは悠悠亭の側を流れる馬取川で、ヤスを使って鮎やヤマメを突いたと聞いていたが半信半疑であった。
というのも村松からお見えになる、釣り好きのIさんでさえ1匹釣れれば良い方である。
ましてや、筆者1人で行ったときには収穫はない。
その師匠格のIさんもここのところ豊実への足が遠のいているので、今年はもう機会がないなと諦めていた。

ところが、この数日、佐藤さんの従兄弟のSさんが西会津より見えていて力仕事を手伝ってくれている。
話しているうち、釣りが趣味だということが分った。
予定の作業を早めに済ませ、勇んで出かけるが、最初は、なかなか引きがない。やはり、今日も駄目かと思った瞬間、Sさんが大きなヤマメを釣り上げた。時は夕方、5時半を回っていたかと思う。
水の流れと釣り糸の流し方をまねてやってみると、来た来た!生まれてはじめてヤマメを釣る感動の一瞬である。この後、1匹、計3匹を持って堂々と和彩館へ戻った。

ご案内するお客さまから、「この川は釣れますか」とよく聞かれる。余りいないですね。釣れませんねでは元気も出ないし迫力もない これで胸を張って「釣れますよ!」と言える。しかも、上流ではなく、悠悠亭の近くで釣れたというところに価値がある。(御沓一敏)