2007.10.02
久しぶりの休み

9月に豊実に戻ってきて、久しぶりの休みとなる。と言っても今回は単身なのでさて、どうしたものかと迷ってしまう。
佐藤さんの、「まったく知らないところを観るのも良いのではないですか」の一言で、ふくろう会館の掃除を済ませて、三川方面を目指す・

まず、三川観光きのこ園を見学。平日なのに駐車場には40台くらいの車が止まっている。土日となると、100台を超える車が来て、食堂には長蛇の列ができるというからすごい。
何しろ、ここの社長はアイディアマンで、どうやったら人が来るかを常に考えているらしい。
確かに、キノコの採集ができる杉林は広いし、昆虫の生態を見学するところや形のおもしろい形の古木、流木を集めて展示をしたりと、いろいろなことをやっているが、商才の乏しい筆者には、どうしてこんなに多くの人が集まるのかは理解できなかった。

三川といえば、温泉である。何度か来たことのある「寿の湯」に行き,思いっきり羽根を休める。
入浴料300円は関東では考えられないうれしい設定である。廊下の壁には「コスモ夢舞台2007」のポスターが貼られていた。
他には1人しか入っていない。昼間、ゆっくり入る機会など滅多にない訳だが、湯垢の付き具合と飲泉をしてみて間違いなくほんものの源泉掛け流しである。

さて、本日のメインは、峠の茶屋横を通り、山の頂から見る景色である。
かつて、写真では見たことがあるが、目の当たりにしたとき、その景色に圧倒されて、久しぶりに絵筆をとってみたいという心境になった。
周りには、誰もいない。1人で観る贅沢を満喫しながら、1人では何とも勿体無いという想いにしばし浸っていた。そして、本物とは何か。人は何を求めて集まるのかを考えさせられた

津川へ下りる山道では、サルの群れや小さな崖崩れの箇所にも出会い、緊張感も手伝ってか結構、長く感じられた。
有意義な一時を過ごした後、また、明日から「里山アート展」へ向けて、一踏ん張りだとのおもいで車を走らせた。(御沓一敏)