2009.01.19
雪中の緑のクレソン
佐藤賢太郎

   昨年、日当りが悪く、田圃としてはとても条件の悪い田んぼの跡地が我が家の所有と解かった。当然使われていなく、くるみの木が2本も成長していた。それを家内と3月末に切り倒した。そこをわさび田にしようと思ったからだ。コスモ夢舞台の仲間に手伝っていただき田圃の形にした。そしてわさびを植えた。何度も水の流れを良くしようと試みた。しかしながら沢から流れる水が止まったり、沢から水がどっと流れてわさびが皆流されてしまった。

そこでわさびをあきらめ、クレソンを植えてみた。このクレソンが見事に繁殖していた。豊実は雪が降ると畑も田圃も一面白一色、雪の下になってしまう。ところがこのクレソンの田圃には水が沢から流れている為にそこだけ雪に埋もれていなかった。自宅からクレソン田圃までは20分以上かかるが冬の散歩にちょうどいいと家内は徒歩で行って収穫した。おそらく豊実でははじめての冬野菜の収穫になったと思う。しかもきれいな水の流れにあるためか、パリッとして緑で新鮮、とってもいい味がする。もちろん無農薬の野菜である。、この冬、お出でいただいたら皆さんに食べていただきたい。みんなで夢を実現した田圃利用だから、その味わいを分かち合いたい。

小さな小さな一歩であるが夢をもって実行することが大切である。春になったら水管理をもっと工夫してわさびとクレソンを育てようと思う。さらに水芭蕉の田圃上流にこのクレソンを植えたら多くの方に見てもらえるだろう。仲間の農業担当大臣はここにわさびを植えようとも言っている。生産収入まではとてもならないが夢を楽しみ、小さいながら農を楽しみ希望をもとうでなはないか。