2010.07.16
里山アート展にかける想い
佐藤賢太郎

今年は新人作家の参加2名が決定しております。しかし共同作品もあり、作品数は昨年に比べ減となりそうです。関東から駆けつけてくださる作家には感謝しています。過疎地にあって有名な野外展示会でもなく、作家に報酬もないのに、良くぞ私の企画する里山アート展においでくださるものだと思う。これはなかなかできるものではありません。何を目的に、なぜ出してくださるかお聞きしてみたいと誰もが思うでしょう。

さて、今年は新参加者も新しい風を吹かせるでしょう。新しい取り組みとしてカカシも登場します。小学生や一般の方、旅館、その他の方々が参加してくれそうです。

ところで今年は、里山アート展に助成していただいている芸術文化振興財団から里山アート展の視察においでになるとのことです。そんなわけで、なおのこと気合を入れたいところですが、作家を集めることの難しさを感じております。参加する作家に奨励金を出しますと言えばいくらでも集まるでしょうが、その資金はありません。里山アート展のコンセプトに共感していただく方の善意にすがるだけです。

 しかしながら、限られている作品数を思いますと私は一人で5点以上作るしかありません。構想は既にできています。その作品展示会場は田んぼに限定しません。杉林や急斜面に作品を設置することが思い浮かびます。私は何とかやりきるつもりです。

1.鬼ごっこ(具象)コンパネ 2.連続(抽象)コンパネ 3.風景(自然)4.どうして曲がったの(抽象)杉丸太 5.人間の一生(抽象)鉄と木 6.シャドウ(抽象)コンパネそれぞれの発想に注目していただきたいと思います。     

この創造するところは、コスモ夢舞台を創ることと同じであります。里山アート展会場の石舞台作りやコスモ夢舞台のマップつくりなども、同様にそうした発想から生まれました。