2010里山アート展    

  NPO法人コスモ夢舞台  理事長  佐藤賢太郎2010.10.10

 

都市との交流をめざして里山アート展も第7回をむかえ、大きく変化してまいりました。

参加作家20名 作品点数30点(首都圏、県内作家が参加)。             

開催会場は 1、田んぼ 2、杉林 3、棚田跡 4、阿賀野川(川面)

■今年はアートで何が出来るのかというテーマに取り組んでまいりました。

過疎化が進み、淋しくなる地域をどうするか。人がいなくなり、田んぼ後継者の減少、放置される杉林などをどうするか。そこにアートを展示しながら、小さいながらも景観つくりに進み、ビオトープ空間をつくり、農を考え、荒れる杉林を見つめ、川の浄化を考え、人が集まる魅力を考える。このようにアートで何ができるか、その取り組みに挑戦しております。

■今年は地元の方が草刈りやペンキ塗り、搬入の応援に駆けつけてくれました。また、日出谷小学校の生徒がカカシ作りで里山アート展に参加したことで父兄も手伝うことになり、地域参加型の里山アート展へと一歩進んでいます。

■特筆すべきことは、あぜ道に石を敷いた石舞台やアスレチック・ブリッジ(歩いて渡る空間)、遊べるシーソーの作品設置をしたことで、さながら雄大な自然空間で大人も子供もくつろげる田んぼ公園のようになってきたことです。杉林の中で鑑賞できる作品もあります。また田んぼでは、音を出す作品、ビオトープの生き物を覗く楽しみ、モミガラの煙と香りを愛でる作品など、いろいろと楽しむことができます。アート鑑賞という範囲を超え、作品を身近な憩いや安らぎとして前進させることができました。