2011.10.17
ほほえましい設置の日々
佐藤賢太郎

里山アート展の出品者たちが、それぞれに制作した作品搬入と設置のため豊実にやってきた。その中で、今年も地元の日出谷小学校の児童が参加してくれることになった。今年は蛍の川に蛍の絵を飾ることを提案しました。

今月11日、私はさっそく学校でのワークショップとして、蛍が飛び交う風景のすばらしさを話しました。そして、蛍の下絵に子供たちは色を塗りました。それを設置するために先生と児童は里山アート展の会場にやってまいりました。設置が終わると蓮の池を見て、水に住む生き物に感動していました。さらに、シ

ーソーに乗って遊ぶ子、石畳を走る子供、メダカの池を観察する子供など、屋内でワークショップをしている時より生き生きとしている光景に触れ、私はほのぼのとしたものを感じました。

   今まで私たちが、里山アート展で作ってきたものが呼吸をしているようでした。彼らが遊ぶのはこの一日かもしれないが、遊ぶ物語の作品が作れそうです。来年は何としても夢実現のため、ブランコを作ろうと決心しました。アート展が終わることのない、積み重ねのあるアート展になっています。そのことに里山アート展の意義を見出せました。