2013.10.25
感動ある出会い
佐藤賢太郎 

2年前、頼んだわけでもいないのに知人がコスモ夢舞台の詩を作ってくださった。曲を誰かに付けてもらい、歌にしたらいいと言うのです。申し訳ありませんが、詩の内容が私にはぴったりしませんでした。それで、しばらくほっておきました。すると、これも頼んだわけではないのに、コスモ夢舞台の会員が知人に頼んで曲を作ってくれました。更に別の仲間の娘さんが編曲をしてくだいました。 

そこでやむを得ず動ことになり、私は自分のコスモ夢舞台のイメージ詩を作りました。 

しかし、それから誰も歌を歌ってくださる方がなくて、進展しませんでした。ちょうど里山アート展の開幕翌日、新潟市に住んでいる女性が突然里山アート展の話を聞きたいとお越しになりました。その方は「まさに自分が求めているアートのありかた」と言います。そのうち、家内はその方の声がきれいなので何かしているのですかと伺いました。すると「歌う」道に精通した方のようです(ご自分ではアマチュアと言っておりましたが)。

私はコスモ夢舞台賛歌の詩をお見せし、講演会で歌って頂きたいとお願いしました。一度は快く引き受けてくださったのですが、講演会では難しいようでした。その後何度か電話でやり取りしながら、「二長調」から「へ長調」にした方が自分では歌いやすいとのことで、テープにご自分の声を入れ送ってくださいました。

聴いてみますと、とても品のよい歌声で感動深く響きました。仲間のみなさんにも早く聞いていただきたいですね。しかし、私たちが歌うにはやはり高音すぎて「二長調」でないと難しいようです。 

コスモ夢舞台賛歌の歌がそれぞれに出来上がりました。舞台の華やかなとき、そして自分たちが歌えるもの、編曲した方は元気よく仕事の時の歌になります。3通りのコスモ夢舞台賛歌ができました。 

コスモ夢舞台のテーマソングまでできるとは夢にも思いませんでしたので、まさかの感動です。

 もう一つ、昨日いわき市から「歩く会」の方23名がお出でになりました。このことも感動しました。いわきの龍雲寺の地蔵さん設置のとき、北部房子さんという方に出合いました。その方は地蔵にとても関心をもっていただき、高島屋の個展にもお出でくださいました。ギリシャ支援に応援してくださっています。その北部さんは里山アート展に仲間とバスで伺いますと言いました。

その約束の日が10月24日でした。バスが到着し、私は田んぼに案内いたしました。里山アート展の会場を案内しますと、高齢の方が多かったのですが、皆さん元気一杯でした。メダカを見るのも楽しんでくださいました。落穂ひろいも懐かしい、あらゆるものを生かしていることに感心され、感動されていました。ともあれ一度しか会っていない北部さんが、こんなに多くの方をお連れ下さり、そしてこころから感謝していることに私は感動致しました。 

昼食では家内の作った食事に満足してくださり、さらに甘柿を差し上げましたら、とても喜んでくださいました。皆さん「こんなに素晴らしいところがあるのですね」と言っていましたが、当たり前のようなことに感動される姿がとても嬉しかったです。このお二人との出会いはつい最近の事でした。私は長く付き合ったということより、今が大切であり、お互いに今に生きるということが大切であると思いました。