2016.11.17
今年最後のシンポジウム
佐藤賢太郎 

里山アート展の作品撤収を10月22日に行い、翌23日、津川の狐の嫁入り屋敷で「過疎で豊かな暮らしを」というシンポジウムを開催いたしました。コスモ夢舞台の会員と共に歩んだ20年余に及ぶ活動を振り返り、結果として、それが過疎を魅力あるものに変化させる力となり、豊かな田舎つくりになり、そして歳を重ねた会員の健闘をたたえるという内容でありました。

そこでは、人口減少に歯止めがかからない現状に対する具体策の提言、そして過疎の活性化の実践を伝えたつもりです。 

残念ながら当事者の阿賀町の方は、私たちを除けば、5人の参加でした。でも、そのことに私はガッカリもしません。いつでも理想や希望をもっています。 

毎日、私は田んぼに犬を連れて散歩にまいります。その田んぼに立つと、よくぞ今日までやって来られたと感慨深く思います。二度とできない事ばかりであります。そして、会員が個性に応じて、それぞれの役割を演じてこそ成り立つものばかりでした。建設作業、田んぼの景観を作ること、それは理想であり、希望であり、夢のようなものです。でも、会員がいて、それが実現しております。 

シンポジウムではその足跡をたどり、その時参加した皆さんの感想を聞きますと「こんなことになるとは思いもしなかった」と笑いながら感想を述べる人もいました。

今では退職した方が訪れ、障害者の人たちも利用できる会場になりました。これは凄いことだと思います。それを皆さんがやり遂げたという実績が残っています。サラリーマン時代の仕事は消えてしまったという方もいるでしょうが、こちらの実績は不滅です