2010.10.18
里山アート展のテレビ生中継
佐藤賢太郎

   10月18日(月)新潟テレビ局「Teny」が里山アート展を生中継してくださいました。

   以前は里山アート展の紹介をNHKはじめ民間放送局もしてくださいましたが、テレビ出演は2年ぶりかな? 生放送は新潟NHKスタジオで一回経験がありますが、今度は田んぼの中です。たった5分なのにスッタフの方は2時間前から準備をされていました。テレビは時間がかかります。しかし生放送なので取り直しはなく、私にとっては拘束時間は少ないようです。

   私はその間、仕事場で材木の片付けと少し彫刻をしていました。すると家内から「スッタフの方が、佐藤さんが来ないと言っていますよ」と苦言の電話がありました。

   中継と言っても打ち合わせがあります。アナウンサーがこんな風に質問しますので、よろしくお願いします、というように簡単なリハーサルを一度しました。10分ほど時間があるので、近くにいてくださいということでした。

   私は「メダカの川ビオトープ」に行きメダカと金魚を見ていました。田んぼに行くとなぜかそこに足が向いてしまいます。
   次に籾殻のくすぶる田んぼを見ました。点火してから籾は一ヶ月以上消えずに、香りが漂います。燃えた後は黒くなって、時間の経過がわかる面白い作品です。

  誰かに見ていただこうと、会員の時崎さんと小宮さんのケータイに電話をしました。そうこうしているうち時間になりました。観客は3人でした。これが都会なら人が集まるであろうに、ここは過疎の田舎です。あっという間に終わりました。

   いつの間にか、小2のカイト君がやってきて「どうしたの?」と相変わらずの質問です。「家でテレビを見ていたが、途中でこっちへ来たの」と言う。

   母と家内は家でテレビを見ていたそうです。帰ると母は「たいしたんもんだ、今の今、田んぼでいる姿がテレビに出ているんだから。笑顔で良く映っていたよ、服も良かった」という。ふくろう会の半被を着ての出演と決めていました。
   いつも後ろ向きの言葉を出す母にしては、珍しく素直にほめてくれました。このところ、先がないと母は毎日言いながらも穏やかになってきている。

   さて、明日から里山アート展の見学者が増えるといいな。