2009.10.20
里山アート展見学風景4
佐藤賢太郎

10月15日、(財)電源地域振興センター主催「都市と農村の交流・共生を学ぶ」という研修会があり、全国各地から40名の参加者が阿賀町に来られました。コスモ夢舞台と和彩館の視察ということで、私と家内の話を50分聞いていただくことになった。後で聞いた話ですが、家内の話しがとても感動的だったそうです。

その中で喜多方市から参加された坂内さんから、翌日和彩館を再度尋ねて食事をしたいと連絡がありました。彼は県職員を早期退職されて、今は農業をしています。如何してここにお出でになったのか、その理由に驚きました。坂内さんは誰かに薦められ、「ギリシャからの手紙」をとても面白く一気に読んだそうです。そして、豊実に行けば私に会えると思い申し込んだそうです。ホームページも読んでいて、億万長者の風呂に入ってみたいと思っていたそうです。

話がはずみ、コスモ夢舞台の詳しい内容も申し上げました。さてその後、里山アート展会場を自転車で案内しました。

衛守和佳子さんの「大地の命」の説明をしました。美術館ではできない展示法に作家は喜び、しかも山の木を使って巣を作り、卵を置く、そこに自然のなかの里山アート展でこその醸しだされる魅力があるのだと思う。「大地の命」を縦横から眺めると、田んぼでの存在感があり、面白く感じました。また、長谷川千賀子さんの「線の記憶」の作品の前で写真を撮りましたが、阿賀野川をバックに自然をとり入れた抽象作品はとても穏やかでした。

その後、悠悠亭を見学して石夢工房で「桃源の湯」に入っていただくことになったが、彼はマキ割に汗を流していた。マキ割の腕はプロであった。                       

風呂から上がり、和彩館で今度はギリシャ旅行の話をすると「ぜひ私も参加したい」、と答えがありました。「ギリシャからの手紙」に感動してくださった方には、ぜひ参加していただきたいものです。ともかく、異例の見学者来訪でありました。