2009.10.13
十日町市芸術協会、里山アート展においでくださる
佐藤賢太郎

10月11日(日)、十日町市芸術協会の42名が大型バスで「里山アート展」に遠路おいでくださいました。

かつて、私は十日町市石彫シンポジウムに参加させていただき、十日町の皆様と親しくなり、この度、再度お会いすることができ嬉しく思いました。「十日町に行って、あなたの彫刻を見て来ました。市民に受け入れられる石彫のある町は素晴らしい」と来訪された方から声がありました。

   私はその十日町の石彫シンポジウム参加によって、郷里に里山アート展を開催しようと思い立ち、藤巻秀正先生にも作品参加やご協力をしていただき、今回で6回目の開催となりました。

規模は小さいのですが毎年変化しながら、地域にアートで何ができるか、景観つくりや、レセプションとしての「田んぼ夢舞台祭り」など、さまざまな組み合わせによる、身の丈にあった野外アート展を十日町市芸術協会の皆様に説明いたしました。
   
   満々と水をたたえる阿賀野川や山や坂道に囲まれた稲刈りの終えた田んぼに作品が展示され、そこにSL磐越西線が走ります。この日はちょうどSLの通る時間に遭遇し、皆さんが子供のように手を振ると、汽笛と黒い煙で列車は大サービスで感嘆の声が上がりました。

   作品や里山アート展の意義などを話しますと納得され、満面の笑顔を見せてくださいました。その後、家内手づくりの笹舟寿司や石釜で焼いたピザを食べていただき、リフォームしたふくろう会館&アートギャラリー(美術館)を見学していただきました。ここでも笑顔が見られ、嬉しく思いました。

町並みの石彫や大規模な「大地の芸術祭」などを身近にご覧になっている十日町の皆さんが、こうして過疎における小さな里山アート展を見学してくださることに、感謝しております。また、今日までのコスモ夢舞台のさまざまも取り組みにも感心されたことに、主宰者としてとてもありがたく思いました。皆様の私たちへの応援に心から御礼申し上げます。ありがとうございました。