2010.8.31
里山アート展の難しさ
佐藤賢太郎

里山アート展開催の難しさは、何といっても予算の少ない中でよい作家たちに集まっていただくことと、展示する会場管理である。

メイン会場が田んぼであるため、稲刈りが終わらないと会場は使えないのです。そこで、作家の都合による制作設置と天候しだいの稲刈りのタイミングが難しいことになる。
   そして、重量のある作品はどこにでも置くというわけにはいかないという制約がある。そのこともあって石舞台を作ったが、それでも制限は付きまとう。

それ以上に困難なのは、草刈りという手間仕事である。開催近くになってやればすむというものではない。春から夏、秋と草刈りをして、会場周辺の美観の維持をしなければならない。その点、公園のように維持管理する従業員がいてくれたらとても楽である。

今年は杉林も会場にした。既に私の作品を設置しましたが取り付けるのに苦労をしました。なぜなら、斜面であるためにはしごが立てられないのです。勿論、この杉林は下草が生えるので下草刈りも必要です。

こんなとき、先日作品にボランティアでペンキを塗って下さった津川在住の方が、9月18日にJR鉄道線路際の草刈りに人を連れてきてくださると言ってくださいました。何から何まで人手がないなかで準備をしなければならないときに、なんともありがたいことです。    
   このように、コスモ夢舞台イベントに人の輪が広がってくれればと願っています。