2013.05.24
ふれあい体験学習
佐藤賢太郎

珍しく体験学習は女子生徒の連続受け入れとなった。4人は神奈川県の中学校からであった。感性豊かな子供たちであった。私たち夫婦には自分たちの子供がいません。しかし子供たちに触れあうとき、自分たちの子供のように思えるようになりました。しかも年をとらない、いつも若い子供たちです。 

今回のグループは、班長さんがリーダーシップをしっかり取ってまとまっていました。このようなことは、まれであります。私が指示しないのに、ちゃんと仲間にやるべきことを伝えるのです。

二泊三日、最後まで挨拶がしっかりとしていました。そして、明るく素直であったこと、薪割り、薪運び、田植え、風呂掃除、美術館の掃除などの作業を最後までやりきったこと、起床時刻をしっかりと守っていたことなどが印象に残りました。 

一人はフィリピン出身でしたが、日本語は上手で可愛い子でした。その他3人は演劇部に所属していて、部長、副部長も入っていました。何か演劇を、とリクエストすると、その夜発表会になりました。何をしようかと考えているようでしたが、即興で彼女たちは考えていました。昼、田植えをした時ひらめいたそうです。農具の鍬を使ったことで、そのことを題材に作り上げたようです。 

あるとき田植えをしていると鍬を落としてしまった。すると水の神様が現れて「あなたの落した鍬は金の鍬ですか、ぼろの鍬ですか?」と尋ねられた。「金です」というと、神様は嘘つきと言って立ち去った。このようなストリーでした。

お返しに家内がフラダンスを披露すると、「すご~い」と、とても喜んでくれました。おばあちゃんは帰りに食べてと、彼女たちにお菓子をお土産にあげました 

こんな体験学習受け入れは初めてであった。教育の大切さは言うまでもありませんが、今私にできることは、このような体験学習を通じて青少年と日常的にかかわってゆくことです。