2010.10.13
田んぼ夢舞台祭り
佐藤賢太郎

4月から準備してきた里山アート展が10日開幕しました。前日、仲間や作家が当日の準備に雨の中で準備をしていました。夜半になってもすごい雨で、ついに「コスモ夢舞台のイベントは必ず晴れる」が敗れそうとあきらめていました。ところが朝になると、雨がやんでしまいました。15年間、イベントは一度も雨に遭遇しないという奇跡が起こりました。

これは偶然ということではなく、守っていただいているということではないか。眼には見えないが、人間の意志を超えた働きがあるようにさえ思います。いままで大きな怪我なしに、コスモ夢舞台を建設してこられたのもこれと同じことです。きっとコスモ夢舞台が理想を実現するように、見えない手によって支えられているのだと思います。

 レセプションは新装石舞台で演出され、誰もが楽しいと称賛する舞台となった。子供の太鼓から始まり伝統舞踊、佐渡おけさ、銭太鼓、フラダンス、バリ舞踊、朗読、フォークソングと予定が組まれ、雨が降っては実行不可能なスケジュールでした。        

子供たちの太鼓や踊りはとっても素晴らしかった。それは育てる大人がいてのことと感じ取られた。伝統舞踊の神に祈る「津川舟謡」はとっても良かった。普通は限られたところで披露され、この舞踊を知らない方が多いので意義深いとおもった。バリ舞踊は新参加だったが、素晴らしかった。踊った方も気持ちよかったとおっしゃいまいました。

 フラダンスは家内も初出演、全員が合わせることは難しいが、しかし地域の方が挑戦することは素晴らしいことであった。   

朗読も始めてであった。これは「0の地点」と言う桜井マリ子さんの詩である。かつて里山アート展会場の近くに住まいがあって、育った故郷に万感の思いをこめ朗読した。

そして娘さんが英語で後を追った。最初で最後かもしれないが、私はこうした方々が登場していただくことが演出であり、それこそが一人ひとりが輝く夢舞台であろうと考えた。

また、陰になり音響を担当してくださった五泉市や新発田市のノッペッペの皆さんがいてくださっての田んぼ夢舞台祭りです。そして地元の方も大勢見学に来てくださった。

 今年はこうした芸能のほか、シーソーがヒットし子供たちが喜んで乗っていました、そして橋のアスレチックにも登って遊んでいる光景も微笑ましかった。                   

さらにビオトープでメダカをすくっている風景も見られました。みんな忘れさられた故郷の風景でした。これらを再現できたことで、新たな里山アート展に進展してまいりました。          

また、小学生や地元の青年団が屋台出店やカカシつくりで参加されたことを見ても地域参加型の里山アート展だといえましょう。

 まだまだ里山アート展も進化の途上でありますが感慨深いものがあります。