2019.1.25
思うこと
佐藤賢太郎

 スモ夢舞台の過去、現在、未来をみても、事を運ぶには実行しないと成就しない。いくら喋れてもそれは私の評価に値しない。話すことは大切であるが、実行が伴わない言葉は薄っぺらで聴きたくもない。

 私は今必要に迫られて、雪降るなか車庫を作っている。勿論一人ではできない。火仙や野口君と一緒ですが、私はそこでその人間を見る。 
 車庫の作り方を直に見て火仙がしきりに感心する。そのあらわれとして「はい先生」という。うるさいくらいである。少し「はい先生」を少なくしてもらいたい。そう指導しようと思うが、おそらく彼の人生でこのような70代の人間を見るのは初めてであろう。

 さて、車庫をどのように作るかである。少々過ぎると思う人もいると思いますが、私が元気で生きられる時間は限られている。
 火仙と私は橋の下から、あるものを生かして運ぶ。そこから車庫つくりは始まる。チエーンソーなど危険な道具を使うところは私がする。寸法が違ったら、あるものを生かして使えばいい。釘が長かったら工夫する。この釘の長さが合わないとは言わない。考えることだ。
寒かろうと、やると言ったら気合でやる。そして、総合的な創造力が必要である。そこには薄っぺらな言葉は通用しない。
 お金は必要だ。お金を稼がないとできないと言うが、私はお金が少なくともこの総合力があるからできると思う。必要に迫られると不思議なことに人も物も集まる。そのことに感謝することを忘れてならないと感じている。

 

 
 百聞は一見に如かず