2007.01.14
スローライフができますか

欧米に追いつけ追いこせと高度成長の道を歩んできた日本、今も効率よいことが幸せをつかむかのように国も企業もその道を選んでいるように思えます。
その結果、今、環境問題初め食も教育も人類は危ういところに立っている、しかしそのことにも鈍感になっている。そうした事を感じてスローライフを見直ことも大切であると考える人間もいる。私もその一人である。

さてわが村で元旦は神社のへ村人がそろって初参り、次13日は春祭り、神主様を呼んでそろってお参りをする。そして14日はさいの神(ところにはどんど焼きと呼ぶ)そのつど酒を飲む。その行事の目的は村の繁栄、五穀豊穣、家内安全の祈願である。

これを私はどんな気持ちで参加しているのか。今年は私にとって個展が3回も入って少しでも仕事をしなければと思うと3日間もつぶれてしまう。内心参ってしまうなという気持ちもある。
村の人が聞いたらとんでもない人間だと思うだろう。神に祈って五穀豊穣、家内安全、村の繁栄、これは縄文人もやっていたことです。縄文人の生き方は素晴らしいと言っていながら、私は効率に走っているのです。
つまり背反しているのです。スローライフとはこのような行事に心から喜んで参加する事でないか。スローライフがいいと言ってもこれではホンモノでない。

区長さんが言った「都会の人は田舎暮らしはいいと言うが村の人との付き合いはわずらわしいそれは嫌だ、と言う人が多いこれではだめだよ。」と言っていた。(佐藤賢太郎)