2007国際交流1−6

去ってゆく二人

今日一週間制作滞在して西会津に帰った。もっと滞在して制作したいようであったが、わたしたちは生徒の体験学習受け入れとわたしの個展が始まるのでそのゆとりも無いので帰ってもらった。

それにしても最高の体験をしたと言っていただくそんな受け入れであった。別れを惜しんで帰っていった。一人の方はボーイフレンドも連れ遊びに来たいと言うがわたしは断った。リタとイネスのみなら受け入れると言った。どうしてと言うが私たちはあくまでも此処は勉強する方にのみ受け入れている、だからそんなところまでは付き合う時間が無いと思っている。曖昧な関係は受け入れたくない。真剣勝負が好きだ。

迎えに来られたライオンズクラブの方が彼女たちは来日して作品らしい作品をつくっていないと心配の声もあったが、現場を見て制作成果を見て安心したと言っておられました。そして彼女たちがほしがっている道具や石やさまざまのことをライオンズクラブのメンバーに行ってくださいと話した。それを聞いて彼女たちは最高に喜んだ。わたしは彼女たちのスポークスマンのようだ。

彼女たちは疲れるからライオンズクラブの今日パーティーに行きたくないと私に言っていたがしかし彼女たちにとってチャンスに変えてしまった。

それにして短い1週間に濃い教育体験をしていただいたと思う。日本の家庭、子供の育て方、食、もちろん制作。コスモ夢舞台のコンセプト。たどたどしい英会話でとうす。家内も英会話の仲間入りです。掲載された新聞、そして古木修治さんの難しいメール文章も英語に翻訳します。信じられますか。解ると言っているので解っているのでしょう。

最期の朝外で神楽の音が聞こえてきたなんだろう、どこかのスピーカーからながしているのかと外に出ると本物の神楽が和彩館にやって来た。終わって中に入っていただいた。もちろん彼女たちは興味深々であった。もう一度写真を撮らせていただき神楽の由来を聞いた。私は通訳しました。そこでまた面白いことが起こった。イネスは日本文化に興味があるので「神楽をテーマに作品にしたいでしょ」。と言うと「イエス」とにっこりして答える。やったーテーマが見つかったと喜んでいるようです。私は作家にとって何をつくるかが一番難しいと思う。

また9月に来たいというがこちらも都合があるというと、コンサートのとき手伝いに来ますと言っていた。そのときジョンコルクトレーンの枯葉を歌ってと言うと絶対だめと言う。私と家内の前ではいいという。皆さんコンサートに来るとこんな彼女たちに会えますよ。但し当日は私のアシスタントとして働いていただきます。彼女たちもコンサート興味深いようです。。

9月制作に来たときどういい風になるのかわかりません。プロとして生きる厳しさも話してあげることもあるかもしれません。(佐藤賢太郎)