2011.2.22
本物と向き合う6
佐藤賢太郎

言霊の強さ

先日入浴した時、浴槽の栓を抜いてしまったことに気づかず、うっかり上がってしまった。家内が入る時、風呂の浴槽は湯が空っぽであった。家内は「どうしたの!」と大声を出しました。私は、そのとき疲れていたので寝室で横になっていました。家内はタンクに入った残り湯を入れていました。それでも湯が少なく温度が下がってしまい「沸かして」と言っていたのです。

先入観でしょうか、私の耳には文句を言っているように聞こえて、気分が悪くなりました。かつては「うるさい」と言って口を利かなかったのですが、最近は家内の言葉にハッと気付くことも多くなりました。私が精神的に弱くなったということではなく、敏感に感じるようになったということでしょうか。これも変化だと思います。

また、以前はこんなやり取りでもすぐに血圧が上がっていました。(こうしたことも、癌を誘発する要素のひとつといわれるストレスですね)

それにしても最近、言葉が身体に大きく影響を及ぼすことを感じています。これは夫婦間だけではなく、他人でも同じことです。

言葉とは、言霊とは実に大きな力をもっているということを感じています。不安な言葉ばかり聴いていると体もなえてくる。その反対に希望や前向きの言葉を聞くと元気が湧いてくることは確かであります。

コスモ夢舞台の会員の皆さんも、できるだけ明るく前向きな言葉をいままで以上に出していきましょう。私も、癌になったことは決して悪いことだとは思っておりません。今までにない、今までではできない心の使い方をできるように、天がその機会を与えてくれたのだと考えています。

見えるものだけを頼りにしないで、見えないものにも心を寄せながら、これからも皆さんと一緒にコスモ夢舞台を創ってゆきたいと思います。