2010.09.24
本音で語り合う
佐藤賢太郎

里山アート展も目前になってきた。コスモ夢舞台の会員大野さんは、その準備にと1週間豊実であれやこれやと里山アート展の準備の手伝いをしてくださっている。仮設トイレの目隠し、掲示板たて、作品設置、地元の方の作品作り手伝いなどなど。これを私一人でこなせない状態の中、サポートして下さっている。        

地域活性化などといっても見えない影の努力が如何に必要であるかは、ここに来て参加していただくと理解できます。地域活性化とは何も過疎のここだけの話ではないと思う。都会でもどこでも、感動する人間交流があることである。それにはコスモ夢舞台のような実践が必要なのだと確信している。

そうした中で大野さんと本音で語り合う時間も多くなっている。変化してゆくコスモ夢舞台のことや大野さんとの個人的なことなどいろいろである。いつも、大野さんの領分はここまで、これ以上は私の役目と確認している。そこに第三者が絡む問題で、大野さんとの個人的な関係を第三者に話しているとき、「その言葉はとっても淋しい」と言われた。しかしその後、心配ないからと話を進めてようやく安堵してくださった。そうして納得していただいた後、「私ももっと元気になれる」とも語っていた。

コスモ夢舞台が単なる話し合う夢の場ではなく、地域社会にも影響を及ぼそうとしているとき、活動に協力して下さる人との人間関係には、こうした信頼が不可欠である。これがうまく動かなくなるとき、コスモ夢舞台は停止するだろう。

お互いにお金はない方の部類だね、と言いながら、でもこんなに夢をもって行動できることは私たちが豊かな人生を送っている証拠ではないかとも言っている。感動するために旅行したり、サークル活動に入ったり、趣味にいそしんだりいろいろしてみるが、どれもお金が掛かることが多い。それほどお金をかけなくても、社会性があって個人にも感動ある生き方が出来れば、それが豊かな人生であると思っている。

やはり「動いてこそ感動はついてくる」のだと思う。