2018.09.16
新潟大学学生来る
佐藤賢太郎 

新潟大学にはダブルホームという制度があります。その中のGホームがコスモ夢舞台に来ていましたが、昨年は都合で来られませんでした。今年は職員を入れて6名でお越しになった。 

学生の皆様に、先ずここはどういうところかという説明を、パワーポイントを使い話しました。そして「地域おこしの審査員になったつもりで質問してください」と申し上げました

その前に、東北電力新潟支店で私のプレゼンテーションを聞いた大塚秀夫さんは、まるで「プロジェクトX」 の様だと言いました。今の大学生はNHKの「プロジェクトX」 は分からない世代なので、大塚さんにどうして「プロジェクトX」なのか、「プロジェクトX」とは何かを説明していただいた。そして家内と研修生の小口君にも一言話していただきました。 

私の話を終えて、6人の審査員の質疑に入りました。

 初めの学生は「人を集めるモットーに本物を目指すと言いましたが、先生は何を本物というのですか」と質問があった。私は即座に答えました。心の説明は避け、食べ物について本物を話しました。次に本当の豊かさというのはどういうことなのか、「私は今、お金はありませんが豊かです」という内容を説明しました。そして、(ここでは気が付きませんでしたが)実践倫理を学ぶことも本物を目指すということです。

次にあなたは何を目指しているのですかという質問が出ました。

「外国人が多く来ていますが、豊実の生活を体験して素晴らしい日本人になって欲しい。そういう日本人になって欲しいという願いを、皆さんのような若い方に伝える場所にしたいのです。ここは過疎地域ですが、若者が集まるところにしたいと願っています。そして新しいスタイルの村にしたいと思います。時間がかかりますが過疎は希望です」と私は答えました。

そして新潟県に住んでいながら豊実を知らないのに、どうして外国人はここに来るのですかという質問がありました。

「彼らは、自分の生き方を探っているから、ここに辿り着くのでしょう。あなたたちは卒業すると、忙しい日々に追いまくられ、迷いながら、そういう時間は持てなくなってしまいます。外国人のウーファーは人生の選択している方もいる」と答えました。

私に向い「うん、うん」と返答する18歳の学生がいましたので、「そういう返答は子供みたいで、日本人として魅力がないから辞めなさい」とはっきり申し上げました。あなたと私は友だち関係でありません、学ぶ立場ですと言いたかった。

こうして、審査員の方々に即座に答え、私の講義は終わりました。 

最後に、「来る11月18日(日曜日)私の講演会を新潟朱鷺メッセで行いますが、そこにお出でになるなら、私も大学のシンポジウムに参ります。それが真剣につきあうということです」と結びました。

そして、私の存在(遠い方から認めてくれるものですが)を認めてくれたEU・ジャパンフェスト日本委員会の紹介も加えました。