2005.09.15
御沓 一敏
三度目の「すごい」はあるか

自分の経験からして、若いころは、身内、特に父親に対しては敬するというより、批判の目で見ていたような気がする。おそらく、息子も私をそのような目で見ているのであろう。

息子は、7年間の職人生活の後、期せずして、親と同じ業界に入り、同じ営業の仕事をするようになって大分苦労をしている。
親としては、自慢話ではなく、参考までに、「25周年社史」を出すまでの、いきさつについて語って聞かせた。初めて、息子から「すごい」という言葉が返ってきた。

先日、ホームページの更新をしているとき、ちょっとしたドツボ(迷宮)に入り、もがいているところへ息子が「どうしたの」と声をかけてきて、深夜まで手伝ってくれた。
私が手がけた[佐藤賢太郎とコスモ夢舞台」のホームページを見て、おそらく、ボリュームに関してだと思うのだが、「すごい」と言った。自らも、昔、ホームページを同じビルダーソフトで立ち上げたことがあるらしく、大変さも理解しているようだった。

いよいよ、10月から「コスモ夢舞台」の新潟へ夫婦で行くことになるが、会員の皆さんと作り上げた舞台が動き始めたとき、果たして、息子の口から同じ言葉が出てくるかどうか
勿論、そのためだけにやるのではないが……。