2006.12.25
御沓 一敏
見えない大きな力で

「ギリシャからの手紙」のP175に「イベントを開催した折、奥会津書房が後援をしてくれた。その奥会津書房がEUジャパンとつながり、……」という件があるリます。
この奥会津書房の遠藤さんを紹介してくださったのが、ドイツ文学者のI先生です。もし、あの時、佐藤さんが「後援なんて必要ない」と言っていたら、今回の出版はなかったわけで、ここでも佐藤さんの受け入れる力が働いていたことが分かります。

本を読むとき、普通、頭から読みますが、今回は、真っ先に古木さんと遠藤さんのところから読ませてもらいました。
お二人の原稿が届いたのは、豊実で知らされておりました。でも、うれしい、凄い文章だけど御沓さんも読まない方が良いと佐藤さんに言われていたからです。

読んで絶句しました。世の中に、こんな組み合わせと流れがあるのだろうかと。
あの時も、初対面で「コスモ夢舞台」と佐藤さんのことをこんなにも深く理解できる人がいらっしゃることを知って驚きましたが……。
佐藤さんはいつも、「自分も動かされているんですよ」と言っていますが、今回も、何か見えない大きな力が働き、このような素晴らしい本が出版されたのだと思えてなりません。

I先生には、本の予約をいただいていたので、今日、お礼を兼ねてお届けしてきました。
読後のコメントをお願いしたところ、うれしいことに「奥会津書房にハガキで送っておくよ」と快く引き受けてくださいました。

少しでも、本の拡販に役立てていただければ幸いです。