2006.09.25
露天風呂の建設作業

9月22日(金)晴れ
午後7時、JR新白岡駅で桐山さん、時崎さんと合流、鈴木さんのクルマで豊実に向かった。今回、幹事長と大塚さんは、所用で残念ながら欠席だそうだ。

例によって、那須高原SAで休憩。鈴木さんがケータイを入れると、蓮田の引越し作業を終えた賢太郎さんと御沓さんご夫妻は、磐梯高原あたりを走行中だった。東北道、磐越道とも順調で、我われも11時前には到着した。
先着の大野さんと全員で、久方ぶりの顔合わせを祝って乾杯した。
明日からの作業をひかえて、早めに就寝した。

9月23日(土)秋分の日 快晴
午前6時、朝飯前の一仕事は2台のトラックの荷降ろしからはじまった。
ボイラーの焚き口の補修、浴室内の壁板張りと、作業は好天にも恵まれてはかどった。それにしても、「石夢工房」周辺の風景は一変した。新たな露天風呂の骨組みの豪華さと右横にでき上がった大きな池には驚かされる。これには、小板橋さんや飯野さんのヤングパワーの貢献が大きかったようだ。

巨大なクレーンを巧みに操って、前の浴室を石夢工房との間にすっぽりと収めたのはKさんだった。これで、立派な薪小屋ができ上がった。
昼には、Kさんご夫妻持参のちゃんこ鍋を味わうという想定外の喜びもあった。

仙台からの帰りに立ち寄られたという御沓さんのお嬢さん夫妻と二才のボクちゃんの来訪も楽しいひとコマだった。帰り際、「じぃじぃ バイバイ 寂しくない?」の可愛らしい声に、御沓さんの照れ笑いが愉快だった。

作業を終ったあとには、12畳をこえる浴室にロウソクを灯し、全員で汗を流すことができた。まさに感慨無量の喜びだった。
夕食時に、賢太郎さんから一ヵ月後に迫った里山アート展への参加要請と一人ひとりに細かい指示が出された。私はもとより、時崎さんも桐山さんも鈴木さんも頭を抱える一幕となったが、今宵の祝杯の格別の味わいに、宿題のことはしばらく忘れてしまった。

9月24日(日)快晴
浴室から遠く飯豊連山を望む正面と池側の右手には、それぞれ大きなサッシのガラス窓がすえられた。露天風呂入り口右手の脱衣所もほぼ出来上がり、ボイラーの焚き口の屋根も耐熱加工を施しながらほぼ張り終えることができた。

資材のご協力をいただくYさん、地元のFさん、Sさんたちも出来具合を心配して顔を出してくださった。帰京組が一風呂浴びて昼食をとっているところに、電気工事のスペシャリスト加藤さんご夫妻も現れた。
人と人のつながりが幾重にも重なって、ますますコスモ夢舞台の彩りも鮮やかに染まってきたようだ。

紅葉の秋に、そして新緑の春に、露天風呂から遠望する飯豊連山を想像するだけで幸せな気分になる。そういえば、Kさんが植え込んだ二本の山桜が露天風呂から見ごろになるのはいつのことだろうか。(森 紘一)