2009.02.13
日本に向けられたヨーロッパ人の眼5
佐藤賢太郎

本日、新潟日報にジャパントウデ゙イの記事が掲載された。来日してそのスタートに阿賀町が選ばれたこと、日本の印象などであった。 

さて、このプロジェクトの裏方について考えてみたい。先ずEUジャパンフェスト日本委員会が企画することが一番である、そしてディレクター役の菊田さんはなくてはならない人である。ヨーロッパに出向き写真家の選考やそして受け入れ側の手配、例えば今年は私のような人間と話し合い、写真家を案内し通訳をすること。これは単なる通訳ではできないことと思う。地元の方やいろいろな方と会いマスコミも含めてその対応や飲み込みも早いこと、判断も早いことが必要とされると感じた。毎年全てが違う環境に立たされるわけである。同じパターンでこなすならそんなに創造力が要らないが、そうは行かないようだ。

写真家の行動スケジュールを調整するのが菊田さんの役割だと思う。第一に作家の意思を尊重して動くことが必要です。しかし、写真家が事前にインターネットで調べてどこに行きたいといってもやはり現地での人脈をつかむことが必要だと思う。すると誰がその地区独自のプロジェクトのワークショップなどを企画するのだろうかと思ってしまう。例えば、新潟県民でこのプロジェクトに関心を持った方が先に立ちあがり、こんな風な企画をしてみたいとなることがベストであるとおもう。しかし、これはそう簡単ではない。今回でいえば、縁を頂いた私が新潟県民の一人としてその中に入っていくことになります。このプロジェクトの内容やスケジュールを創造力と行動力で進めていかなければならないということになります。

正直、私には大変な役目である。しかし、私にやれるだけのことをやって、写真家やEUジャパン日本委員会の方や菊田さんとそして、地域の方ともに楽しみ、良い結果をのこしたいと思う。