2005.11.15
さいたま市  鈴木 志麻
コスモ夢舞台ツアーに参加させていただいて

佐藤賢太郎先生の作品に個展で接し、そこにある先生と奥様のお人柄に
共通する温かさに惹かれ、たまたまお誘いを受けたのを機会にこのたびのツア
ーに参加いたしました。
何の予備知識もないままに参加した私でしたが、車中でふくろう会の皆様方
と触れ合う中で、まだ見ぬコスモ夢舞台・豊実への期待が膨らんでまいりまし
た。

湖面に映る里山・豊実の佇まい、そこに溶け込むようにあるコスモ夢舞台の建
物・・・和彩館、滔滔亭、蔵銀河、ふくろう会館、そして、隠し砦を思わせる悠
悠亭。そのひとつひとつが、素人集団のふくろう会の人たちが一本一本釘を打
ち込み作っていったときの思いを感じさせてくれました。さらに、里山アートでは、
「ワー、面白い、楽しい」と童心に帰り、おもわず歓声をあげておりました。
「縄文の風シンポジウム」と「里山アートシンポジウム」では、「ここまで来て理
屈っぽい話は・・・」との思いでしたが、いざシンポジウムが始まりますと、その中
に引き込まれており、縄文の人々にも、縁遠かったアートにもいつしか近しさを
感じていきました。

素直に童心にかえり感動したのは、豊実の里山の自然と、賢太郎先生と奥
様、そしてお二人を取り巻くふくろう会の皆様方の輪がつくる温もりにあることを
感じます。
豊かな社会といわれる中で、“ニート”に示される心病み、一人孤立した若者
が増えていますが、それらの若者がコスモ夢舞台にある自然とアート、そして、
人の輪の温かさに触れたら、心癒され、勇気づけられるのではないかと思った
ものです。
私もいただいた感動をもとに、日々の生活の場で、少しでも人の役にたつ働き
をしてまいりたいと思っております。